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6-13 中間処分5

オーバーフロー中間処分場の収支



 この図表では、一日50トンの処理能力しかない破砕施設に、1日500トンの入荷があった場合の年商を試算している。この会社の適正営業規模は年商5億円程度だが、その10倍の45億円の売上となっている。
 粗利50%で不正ルートへ流出させた場合の利益は約5億円である。利益額は大きいが、利益率は必ずしも高いとはいえない。
 これは試算とはいっても、実在した業者をモデルとして使っている。この業者は、首都圏でも最大級の不法投棄中継センターであったが、現在は許可を取り消されている。取消し理由は、再委託基準違反(未処理再委託)と、委託基準違反(安定型処分場への管理型廃棄物の委託))であった。本来は、そうなる前に許可条件違反(過大受注)で指導すべきであった。

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