I-Method

8-2 リサイクル(2)

チェック項目2 リサイクル率

 中間処理施設がリサイクル施設を兼ねている場合のリサイクル率は、次の式で計算する。

 A廃棄物入荷量 = B残渣量 + C再資源化量 + D縮減量
 残渣率※ = B/A × 100
 リサイクル率※ = C/A × 100
 縮減率 = D/A × 100

 ※残渣率はさらに再処理率と最終処分率にわけることができる。
 ※リサイクル率はさらに社内利用率と再生品販売率にわけることができる。
 ※社内利用のサーマルリサイクル(エネルギー回収)は、リサイクル率の計算に入れることが難しい。(上記計算上は縮減率にカウントされてしまう。)省エネ率や二酸化炭素排出削減量など、別の指標で評価することはできる。

 焼却系、脱水系施設では、縮減率が大きいため、施設全体としてのリサイクル率は小さくなる。
 固化系施設では、固化剤添加によって増量することがあり、計算見上、リサイクル率が高くなることがある。
 この場合、次の式で補正すべきである。

 A廃棄物入荷量 + E薬剤量 = B残渣量 + C再資源化量 + D縮減量

先頭のページ 前のページ 次のページ 末尾のページ
I-Method Webセミナーへのへのご意見・ご提案・ご感想をお待ちしております。