I-Method

9-6 取引先統合

iM−Gによる取引先統合

 廃リガバナンスは取引先の廃棄物処理・リサイクル会社へとWMSを拡張することを想定していたが、社外の情報を管理するための独自の方法は示さなかった。このことが、廃リガバナンスと社内WMSとの違いを際立たせることができない一因になっている。
 iM−Gは取引先を仮想グループとして統合することによって、廃リガバナンスによる社外情報の管理を具体的に実現することができる。しかも、統合管理するための社外情報は、優良性評価制度によって標準的に用意されている。
 取引先の統合は、グループ統合の手法をそのまま援用できる。ただし、内部取引を控除するための情報を入手することは不可能なので、グロス統合だけを用いることになる。

 iM−Gは仮想グループ化された取引先全体に対するリスクコミュニケーションツールとして機能する。
 仮想グループとして統合された取引先に対する評価原則は次のとおりである。

 (1)取引先数が少ないほうがリスクは小さい。
 (2)経営規模、処理能力が大きいほうがリスクは小さい。
 (3)オーバーフロー率が小さいほうがリスクは小さい。
 (4)内製率が大きいほうがリスクは小さい。
 (5)縮減率、リサイクル率が大きいほうがリスクは小さい。
 (6)各指標の分散が小さいほうがリスクは小さい。 

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